17日から再び大雨のおそれ 土砂災害に十分注意

2021年08月16日 18時57分

災害・防災社会

和歌山県では、あす17日の昼過ぎから局地的に雷を伴った激しい雨が降り、あさって18日にかけて大雨となるおそれがあり、和歌山地方気象台は、県民に対し、土砂災害に十分注意するよう呼びかけるとともに、低い土地の浸水や河川の増水、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意するよう呼びかけています。

気象台によりますと、本州の南岸を通り東へのびている前線上の東シナ海には、低気圧があって、東北東に進んでいて、あす17日にかけて、前線は西日本に停滞し、前線上の低気圧が日本海を北東に進む見込みです。

前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、和歌山県では、大気の状態が不安定となり、局地的に雷雲が発達する見込みで、雨雲が予想より発達した場合や停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

あす17日に予想される1時間の降水量は、多いところで、北部、南部ともに30ミリ、今夜6時から予想される24時間の降水量は、北部で100ミリ、南部で120ミリ、あす17日の午後6時からの24時間雨量は北部、南部ともに100ミリから200ミリとなっています。

和歌山県では、田辺市の護摩壇山や龍神村など今月(8月)11日の降り始めからの総雨量が8月の平均降水量を超えているところがあり、今後、少しの雨でも土砂災害の危険度が高くなるおそれがあります。

和歌山地方気象台では、気象台が発表する警報などの最新の気象情報を普段以上にこまめに確認するとともに、土砂災害や浸水害の危険度分布を示す気象庁の「キキクル」で、状況を確認するよう呼びかけています。

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