大雨にふたたび注意
2021年08月16日 18時57分
中国大陸から本州の南岸に伸びる停滞前線の影響で、あす(17日)の近畿地方は、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
大阪管区気象台は、今月(8月)11日からの降り始めからの総雨量が、すでに500ミリを超えているところがあり、少しの雨でも土砂災害の危険性が高まるおそれがあるとして、近畿地方気象情報を出して警戒を呼びかけています。
気象台によりますと、和歌山県内では、今月11日午後2時からきょう(16日)午後3時までの総雨量が、田辺市龍神村(りゅうじんむら)の護摩壇山(ごまだんざん)で560・5ミリに達しているほか、田辺市龍神村龍神で477・5ミリ、有田川町清水(ありだがわちょう・しみず)で343・5ミリなどとなっています。
あす以降も、前線や低気圧に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
あす予想される1時間の降水量は、いずれも多いところで、近畿の中部で40ミリ、南部で30ミリとなっています。
きょう午後6時からの24時間では、近畿中部で100ミリ、南部で120ミリ、あす午後6時からの24時間では、近畿の中部と南部で、いずれも100ミリから200ミリと予想されています。
気象台は、引き続き、土砂災害に警戒するよう呼びかけるとともに、低い土地での浸水や、河川の増水に十分注意するよう求めています。また、落雷や、竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。