第55回きのくに人材Uターンフェア
2021年08月16日 16時42分
来年春(2022年)に大学や短大を卒業する予定の学生らを対象にした企業説明会「きのくに人材Uターンフェア」が、きょう(16日)午後、和歌山市のホテル・グランヴィア和歌山で開かれました。
これは、和歌山県や県・経営者協会などで構成する実行委員会が、県内企業へのUターンを促そうと、毎年、春と夏に開いているものです。
55回目となった今回のフェアには、県内の製造・販売、建設、サービス業など100社以上が参加し、担当者がリクルートスーツ姿の学生らに企業概要や福利厚生などを説明しました。会場では新型コロナウイルス対策として、来場者全員にアルコール消毒と検温を義務づけ、企業のブースにはビニールカーテンが設置されました。
県外出身の大学4年生で県内企業に就職を希望する女性は「大学進学を機に和歌山に住んでいて、人の優しさに魅力を感じ、県内企業への就職を希望しています。リモート面談などに不慣れな点はありますが、いい企業に巡り会いたいです」と話していました。
出展した田辺市の電子工事業者は「工業高校や高専の学生中心の採用だったが、近年では普通科や文系の新卒採用を行ったり、和歌山市に営業所を構えたりと、県内採用強化に乗り出しています。このようなフェアへ地道に参加しながら、地元の有望な若者を確保したい」と話しています。
県・経営者協会の和田好史(わだ・よしふみ)事務局次長は「若者と県内中小企業のベストマッチングをより促進できれば」と話しています。