【大雨】大雨警報は解除、引き続き土砂災害に注意
2021年08月15日 18時36分
秋雨前線による大雨は、和歌山県では、きょう(15日)午前中に小康状態となり、午後には、薄日が差すほどに天気が回復してきたところもありますが、県中部の山間部では、総雨量が8月の月間雨量を超えるなどし、引き続き土砂災害に注意が必要です。
アメダスの観測で、今月(8月)11日の降り始めから、きょう午後4時までの総雨量は、田辺市の護摩壇山(ごまだんざん)で557・5ミリ、田辺市龍神(りゅうじん)で476・5ミリ、有田川町清水で343・0ミリに達し、8月の月間雨量の1・5倍前後となっています。
和歌山県内に発表されていた気象警報は、きょう午後4時までにすべて解除されましたが、日高川水系では、依然水位が高く、警戒レベル2相当の氾濫注意情報が発表されています。高齢者等避難は、すべて解除されました。
気象台によりますと、前線が太平洋側に南下したことで、雨は小康状態になりましたが、あす(16日)以降、再び北上し、今月20日頃にかけ、西日本付近に停滞する見込みで、活動が活発になった場合、あさって(17日)にかけても警報級の大雨が予想されるとしています。これまでの雨で、地盤の緩んでいる所や増水している河川があり、引き続き、土砂災害に注意が必要です。