和歌山市立博物館で子ども向けの「夏季企画展」開催中

2021年08月14日 18時32分

イベント教育歴史・文化

普段は見逃しがちな和歌山の歴史の意外な話題を、小学生でも理解できるやさしい解説文で紹介する企画展が、和歌山市立博物館で開かれています。

和歌山市立博物館・入口

歴史の展示は文書資料が多く、解説も専門用語が多用され、難しいと言われることから、「子どもたちにとって、自分たちが暮らす町・和歌山の歴史が身近に感じられなくなっているのではないか」と考えたことがきっかけで今回の展示が企画されました。

「アッ!と驚く意外な歴史ー君も和歌山の歴史博士になれるー」と題するこの企画は、小中学生を対象にした展覧会で、和歌山のちょっとした歴史に着目し、意外性のある話を集めた展示となっています。

「本屋大国だった和歌山?」というタイトルで関連資料を展示(和歌山市立博物館)

会場では、原始時代から近代まで時代順にクイズ形式で資料が展示されていて、和歌山城の壁がかつて板張りであったことや、和歌山には弓の名人がたくさんいたことなど、和歌山の歴史に関する資料合わせて82点が、解説文とともに展示されています。

あみだくじをたどって昔の和歌山の風景を知る展示など、子どもたちが楽しめる工夫がたくさん

和歌山の歴史を詳しく知りたいと来場した男性は「和歌山に東洋一のエレベーターがあったということに感動しました。とても楽しかったです」と話していました。

また、和歌山市立博物館の太田(おおた・)宏一(こういち)学芸員は「資料の持つ面白さ、意外性、びっくりする事実を見ていただき、自分たちの住む町の歴史を身近に感じていただけたら」と話していました。

この企画展は来月(9月)5日まで開かれ、今月(8月)21日の午後2時からは展示解説が行われるほか、8月末までオリジナル缶バッジやマグネットがもらえる「クイズチャレンジ」が実施されています。

入館料は大学生以上が100円、 高校生以下は無料です。

クイズに参加したらもらえるグッズ一覧(対象は高校生以下)

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