【新型コロナ】田辺市・ワクチン誤接種か

2021年08月13日 17時53分

事件・事故福祉・医療

田辺市は、今月(8月)7日に田辺市文里(もり)のハナヨアリーナで行った新型コロナウイルスワクチンの集団接種で、規定より濃度が薄いワクチンを誤って6人に接種した可能性があることを、12日発表しました。市では、この日に誤ってワクチンを接種された可能性の高い230人を対象に抗体検査を行い、十分な抗体が確認されなかった場合は、希望者に再び接種を行うことにしています。

田辺市健康増進課によりますと、通常、ワクチンは原液が入った瓶に生理食塩水を加えて希釈し、6人分を注射器に分けて接種しています。

ところが、7日の集団接種終了後、ワクチンが入ったままの注射器が6本残っているのが確認されたため調べたところ、使用済みの瓶を処理箱に移さず、手元に置いていたため未使用の瓶と取り違え、残りの原液が入った使用済みの瓶に、誤って生理食塩水を加えて接種した可能性があるということです。

田辺市では、7日の午後3時以降に集団接種を受けた230人全員に抗体検査を行い、十分な抗体が確認されなかった場合は希望者に再び接種を行うことにしていて「当日接種を受けた皆様やご家族には、心よりお詫び申し上げるとともに、今後は安心安全に接種して頂けるよう、再発防止に努める」としています。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55