第4期わかやま農業MBA塾開講

2021年08月11日 14時37分

政治経済

和歌山県内の若手農業者に戦略的な農業経営のノウハウを学んでもらう、和歌山県主催の「わかやま農業MBA塾」が、ことし(2021年)もきょう(11日)から開講し、来年(2022年)2月末までの間、シリーズで講義が行われます。

きょう開校した「わかやま農業MBA塾」のもよう(8月11日・和歌山県自治会館)

これは、高齢化によって農業従事者の担い手不足が進むなか、産地をリードする次の世代の農業経営者を育成しようと、県が毎年開いているもので、これまでに49人が卒業しています。第4期となることしは、県内の若手農業者16人が参加しています。

きょう、和歌山市茶屋ノ丁(ちゃやのちょう)の県・自治会館で行われた開講式では、参加者がひとりずつ自己紹介と受講目的を述べ、決意を新たにしました。

野菜などの栽培をしている男性は「高齢の両親とともに畑を手伝っていますが、より効率化が求められるとともに、販路拡大や六次産業化などに必要な様々な知識を学びたい」と話していました。

続いて、アグリコネクト株式会社の熊本伊織(くまもと・いおり)代表取締役CEOが講師となり、経営者に必要な経営理念やビジョンをテーマに講義しました。

わかやまMBA塾は、このあと来年の2月末にかけて、参加者が授業を通じてそれぞれの農業経営戦略を立て、最終的に経営計画を発表するところまで続きます。

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