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【新型コロナ】拡大続く新宮市、お盆期間中に休業要請

2021年08月09日 17時23分

社会福祉・医療経済

新宮保健所管内での新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、カラオケスナックのクラスターが発生した新宮市は、帰省する人が増えるお盆の時期にあわせて、市内の飲食店に対し、休業要請を行うことを決めました。

休業要請を発表する田岡市(中央)長ら(2021年8月6日)

新宮市では、先月(7月)25日以降、市内のカラオケスナックでクラスターが発生するなど、感染者が急増していて、感染拡大の指標の一つとなる直近1週間の10万人あたりの感染者数は、70人近くにまで増え、最も深刻なステージ4の水準を大きく上回っています。

こうした中、新宮市は、感染防止の緊急対策としてお盆を含む今月12日から16日までの5日間、市内に店舗がある飲食店に対し、休業を求めることにしたものです。

対象となるのは、食品衛生法に基づく飲食店と喫茶店の営業許可を得て運営している店舗、具体的には、居酒屋を含む飲食店や喫茶店、カラオケボックスやバーなどで、協力した店舗には、5日間で一律10万円の協力金が支給されます。

6日に記者会見した新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長は、「新宮市内でクラスターが発生し、感染者が相次いでいて、緊急事態と受け止めている。こうした中で、市独自の対策として、飲食店を対象に休業を要請することにした」と説明した上で、「これは、経済対策ではなく、お盆期間中の人の流れを抑制するための施策だ」と強調しました。

記者会見した田岡市長

休業要請にあたっては、事前登録が必要で、新宮市では、きょう(8/9)から11日まで3日間、事前登録の受付を行います。

飲食店は、事前登録書に記入した上で、新宮市役所別館1階の受付窓口に持参するか、新宮市役所企画調整課宛てにメールで提出します。

協力金の申請受付は、休業期間が終わった今月17日から来月(9月)17日までの1か月間、行われ、飲食店は、給付申請書兼請求書に記入の上、必要書類を添えて市役所企画調整課に持参するか、郵送することになります。

また、新宮市は、市民に対し、今後、帰省などでの県境を越える移動を含め、2週間程度、不要不急の外出を控えることや、大人数での会食やバーベキュー、カラオケの自粛、マスク着用や換気などの感染対策の徹底を呼びかけています。

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