【新型コロナ】由良町の集団接種で生理食塩水を誤接種か
2021年08月08日 17時42分
由良町が、きのう(7日)実施した新型コロナワクチンの集団接種で、最大6人に、ワクチンが入っていない生理食塩水を接種した可能性があることがわかりました。
町の発表によりますと、集団接種の途中で、ワクチンが入った容器=バイアルの数と、ワクチンを充填した注射器の数に違いがあることがわかり、用意していた残り32本の注射器の使用を中止しました。
この日、接種した156人のうち、バイアルの切り替えや気づいたタイミングから100人に可能性があり、ワクチンが入っていない生理食塩水を接種したのは最大6人としています。生理食塩水の接種による健康被害はありません。
町では、原因について、注射器にワクチンを充填する際、使用済みの空のバイアルに、誤って、再び、生理食塩水を入れたためとしています。
町では、使用を中止した注射器の成分を検査することで、誤接種があったかどうかを確認し、判明した場合は、可能性のある100人に、抗体検査を受けるよう案内し、ワクチンを接種できていない最大6人を見つけたいとしています。
由良町では、再発防止策として、きょうから、生理食塩水で希釈する前後のバイアルを取り扱う区域を分けるとともに、接種会場の希釈・吸引ブースで、保健師を1人増員し、管理体制を強化しました。