【新型コロナ】県内25人確認 感染拡大地域で感染か
2021年08月05日 18時34分
和歌山県はきょう(8/5)、就学前の幼児から60代までの男女25人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。感染拡大地域へ出かけて感染したとみられるケースが相次いでいて、県は、そうした地域への不要不急の外出を控えるよう強く呼びかけています。
これまでに感染が判明した人との接触がなく、きょう新たに感染が発表された人の多くは、大阪や東京など、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の出されている、いわゆる感染拡大地域へ、仕事や観光のため出かけていました。
県は、こうした地域への不要不急の外出を控えるとともに、やむを得ず外出する場合でも、会食や接待を伴った飲食を控えるよう呼びかけています。
きょう新たに感染が判明した25人の保健所別の内訳は、和歌山市が11人、湯浅が5人、岩出と田辺が4人ずつ、そして大阪府が1人です。
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が26・2人で、感染状況が最も深刻な「ステージ4」を超えていて、保健所別でも、新宮の65・7人、湯浅の32・9人、和歌山市の29・2人が、この基準を上回っています。
新たに25人の感染が確認されたことで、県内の累計感染者数は、死亡した49人を含め3141人となりました。
きょう現在、入院している人は274人で、県内のコロナ用病床440床に対する病床使用率は、62・3%となっています。
酸素投与が必要な重症者は17人、このうち、人工呼吸器を装着している1人を含めて2人が、ICU・集中治療室で治療を受けています。
なお、これまでに感染が確認された人のうち、新たに36人が変異ウイルスの感染とわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は、1203人となりました。