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東京五輪マラソンスイミング 南出選手13位

2021年08月05日 14時03分

イベントスポーツ社会

東京オリンピックの男子マラソンスイミングに出場した海南市出身の南出大伸(みなみで・たいしん)選手は、13位で競技を終えました。

海南市出身で25歳の南出選手は、小学生の頃から水泳を習い始め、県立海南高校時代に、インターハイの競泳1500メートルで5位に入賞し、日本体育大学に進学後は、自然の海や川などで泳ぐマラソンスイミングに転向し、今年(2021年)6月の東京オリンピック・世界最終予選で6位に入り、初めての出場を果たしました。

東京のお台場海浜公園の海に作られた1周およそ1・4キロのコースを7周して10キロを泳ぐマラソンスイミングのレースは、きょう午前6時半に始まり、26人の選手が一斉にスタートしました。

南出選手は、集団の中で粘り強い泳ぎを見せ、トップと4分33秒差の1時間53分7秒でフィニッシュし、13位となりました。

レース後、入賞を逃した南出選手は、「納得できる結果がではなく、悔しい。力を出し切ることはできたと思うが、課題は山積み。しかし、逆に言えば、伸びしろがたくさんあるということなので、パリオリンピックでのメダル獲得に向けてがんばっていきたい」と、東京の次を見据えていました。

レースの中継を、親類とともに海南市の自宅で観戦した南出選手の母・美枝(みえ)さんは、「できれば8位以内に入賞してほしかったですが、水温の高い中、よく頑張ったと思います。レース後、移動の合間に本人から連絡がありましたが、『ペースが速かった』と驚いていました。今回のレースで課題が見えたと思うので、本人が次の目標を立てている限りは、これからも応援していきたい」と話していました。

南出選手は、オリンピック出場に際して、地元の小中学生から、日の丸の寄せ書きを受け取るなどしていて、美枝さんによりますと、『今後、休みがとれれば、数日間、和歌山へ帰ってお礼参りをしたい』と話していたということです。

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