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和歌山市の寺院で「箸供養」

2021年08月04日 15時34分

社会

和歌山市元寺町(もとでらまち)の遍照山高野寺(へんじょうざん・こうやでら)で、きょう(4日)「箸供養(はしくよう)」が営まれ、飲食業者らが商売に欠かせない箸に感謝を捧げました。

きょうの箸供養のもよう(8月4日・和歌山市・遍照山高野寺)

箸供養は、料理や食事に必要な箸に感謝を捧げ、家内安全や健康を祈願するため、和歌山市料理飲食業組合が2007年から毎年この時期に行っていて、ことし(2021年)で15年目を迎えました。

祈祷を受けた菜箸

きょうの箸供養には、和歌山市料理飲食業組合の木下晴夫(きのした・はるお)組合長ら、市内の飲食業者らおよそ20人が参列し、高野寺の阪口隆祥(さかぐち・りゅうしょう)住職らが般若心経(はんにゃしんぎょう)を唱えるなか、順番に焼香しました。

阪口住職から菜箸を受け取る参列者

例年ですと、業者らが使った古い箸が仏前に奉納されますが、新型コロナウイルス感染防止のため、去年(2020年)と同様にことしも古い箸は奉納されず、代わりに、祈とうを受けた新しい菜箸(さいばし)が参列者に配られました。

和歌山市料理飲食業組合の木下組合長

和歌山市内のおよそ170の加盟業者をまとめる木下組合長は「私たちの食生活に欠かせない箸に感謝するとともに、新型コロナウイルスが一日も早く収束し、元の生活に戻れるよう祈願しました」と話していました。

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