和歌山県・点検必要な盛り土838か所を抽出
2021年08月03日 16時38分
先月(7月)3日に静岡県熱海市(あたみし)で発生した大規模な土石流災害を受けて、盛り土が行われた場所の総点検を行うとしている和歌山県は、このほど、県内におよそ5500か所に及ぶ土石流の危険性が高い土砂災害警戒区域で、838か所の盛り土か所を抽出し、現地点検に向けた準備を行うことになりました。
県では、土砂災害警戒区域・およそ5500か所とその周辺の流域を上空から撮影した、1996年以前の過去の航空写真データと、現在の写真を比較することで、盛り土が行われた場所の地形の改変をチェックし、838か所の盛り土か所を抽出しました。
今後は、盛り土を行う際に県に提出された申請書などの記録と照らし合わせながら、来月(9月)上旬ごろをメドに、実際に現地での点検を行う場所を絞り込むことにしています。
県では、砂防課のウェブサイトに838か所の抽出結果を掲載するとともに、盛り土が行われた場所を漏れなく把握するため、県民からの情報提供も受け付けています。