都市農業振興でJA・和大・和歌山市が包括連携協定

2021年08月02日 15時27分

政治教育社会経済

和歌山市がエリアのJAわかやまと、和歌山大学、それに和歌山市の3者は、きょう(2日)都市農業の振興や農産物の販売促進などで、お互いの知見を連携して活かすための包括連携協定を締結しました。

協定調印後の記念撮影(左から伊東和大学長・尾花和歌山市長・JA坂東代表理事組合長・8月2日・和歌山市役所市長室)

JAわかやまと和歌山大学は、これまでに食と農の寄付講座を開講したり、農業体験農園の運営などで連携してきましたが、これに和歌山市が加わることで、住宅地や都市部に近接する都市農業が盛んな和歌山市の更なる情報発信や販路拡大、交流人口の増加や、スマート農業の促進などがはかれるとして、きょう、3者間で包括連携協定を締結したものです。

包括連携協定書への調印

きょう午後、和歌山市役所の市長室で締結式が開かれ、JAわかやまの坂東紀好(ばんどう・のりよし)代表理事組合長と、和歌山大学の伊東千尋(いとう・ちひろ)学長、それに和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が、協定書にサインしました。

坂東組合長は「3者のスキルを十分に発揮することで、和歌山市の農業発展につなげたい」と述べました。伊東学長は「都市と農村との交流推進に関する研究をさらに進められる」と話しています。尾花市長は「様々な課題がある都市農業だが、協定によって解決と更なる発展につながる」と期待を込めました。

3者は、今後、寄付講座の充実や、農産品料理のコンペなどを展開したり、将来的には、ICT機器などを活用したスマート農業の推進や、六次産業化の新展開、農業の担い手育成や、農業ベンチャーの創生なども視野に入れています。

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