万博関連の情報<発信:和歌山県>

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【新型コロナ】県内43人感染 第四波超える可能性も

2021年07月29日 18時53分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(7/29)、乳児から60代までの男女43人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。一日の感染者が40人を超えるのは、4月22日以来、98日ぶりで、県内61例目となるクラスターも発生しました。

新たにクラスターとなったのは、海南市下津町にある合同会社「BuenaVista(ブエナビスタ)」と株式会社「エネルジスタ」で、これまでに経営者と従業員あわせて6人の感染が確認されています。

県によりますと、2つの会社の経営者は同じで、従業員は、トイレや喫煙場所を共有するなど同じ施設で働いていました。咳や発熱などの症状が出た後も勤務していたということで、県は、あらためて症状が出たら仕事を休み、すぐに受診するよう呼びかけています。

記者会見した県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、きょうを含む直近の感染状況を踏まえ、「県内へ帰省してバーベキューをするなど、多数の友人が集まって会食するケースが散見されるので、特に感染拡大地域から来た人との会食、家族以外との飲食は控えていただきたい。症状が出たら早期の受診を心がけるとともに、若い人は発症しても出歩くケースが多いので、注意してほしい」と呼びかけました。

記者会見する野尻技監(2021年7月29日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認された43人の保健所別の内訳は、和歌山市が19人、岩出が7人、海南と新宮が5人ずつ、橋本が3人、湯浅が2人、そして東京都と大阪府が1人ずつとなっています。

直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が14・1人で、急増の指標となる15人に近づいているほか、保健所別では、和歌山市が18・5人、岩出が16・8人、新宮が20・8人と、15人を超えていて、県福祉保健部の野尻技監は、「第四波の際、直近1週間の人口10万人あたりの数字は30・3人でしたが、アルファ株は、1・5倍とも言われていて、今度は、かなりの数になる可能性を秘めている。8月になると、お盆の帰省などで人の移動がさらに増えるので、第四波を超える可能性も出てきたのではないかと危機感を持っている」と強調しました。

きょう新たに43人の感染が確認されたことで、県内の累計感染者数は、死亡した49人を含め2899人となりました。酸素投与が必要な重症者は6人です。

きょう現在の入院患者数は129人で、県内の病床400床に対する病床使用率は、32・3%となっています。

また、2回のワクチン接種を受けた後、感染が判明した人が新たに3人確認され、あわせて8人となりました。

なお、これまでに感染が確認された人のうち、新たに24人が変異ウイルスの感染とわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は、986人となり、ゲノム解析の結果、デルタ株が4人増えて8人、アルファ株が15人増えて638人となりました。

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