和歌山県警察嘱託警察犬指導手会の芦村会長に警察協力章伝達

2021年07月28日 19時02分

社会

警察活動に多大な協力や功績のあった人に警察庁長官から贈られる、ことし(2021年)の警察協力章の伝達式が、きょう(28日)和歌山県警察本部で開かれ、長年にわたり嘱託警察犬の指導手を務めている、和歌山市の県警察嘱託警察犬指導手会会長・芦村明(あしむら・あきら)さん71歳に、感謝状と記章が伝達されました。

警察協力章を受章した芦村さん(7月28日・和歌山県警察本部)

ことしは全国で41人に警察協力章が贈られ、和歌山県からは芦村さんが推薦され、きょう午後、和歌山県警の親家和仁(しんか・かずひと)本部長から、警察庁長官からの感謝状と記章が伝達されました。

親家県警本部長(手前)からの伝達

芦村さんは、1984年(昭和59年)に警察犬指導手として和歌山県警から嘱託され、以来、37年にわたって、県警の捜査や捜索活動で活躍する嘱託警察犬を育成し、このほど、県警察嘱託警察犬指導手会の会長に就任しました。

芦村さんは、1991年(平成3年)に和歌山市美園町(みそのちょう)で発生した強盗致傷と放火の事件で、県警の依頼で嘱託警察犬と出動し、容疑者の遺留品の臭気判別で協力するなど、数々の捜査活動に貢献し、2014年には県知事表彰も受賞しています。

芦村さんは「感無量です。犬との信頼関係を大事にしてきました。犬を抱きしめてあげたいです」と喜びを語りました。

警察協力章は、1962年(昭和37年)に始まり、和歌山県での受章者はこれで35人となりました。

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