万博関連の情報<発信:和歌山県>

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県聴覚障碍者団体、聴覚障害者に「お助けバッジ」配布

2021年07月26日 17時50分

社会福祉・医療

和歌山県の聴覚障害者団体「中途失聴・難聴者協会」は、耳が不自由であることを周囲に知らせる缶バッジを作り無償で配っています。

これは相手の口の動きから読み取ることのある聴覚障害者との意思疎通が、新型コロナウイルス対策のマスク着用で難しくなっているためで、協会関係者は「バッジを見て聴覚障害者だと気付いてもらえれば」と期待を込めています。

 バッジには、聴覚に障害があることを示す全国共通の「耳マーク」をあしらっていて、「筆談お願いします」と書かれています。

聴覚の障害は外見だけでは判断しづらく、「聞こえないので文字で書いて」と自ら言い出しにくい聴覚障害者がいることに配慮しました。 

 バッジは5センチ大と7センチ大のものがあり、色は白と黄色の2種類あります。バッグや洋服などの見えやすい位置に着けることを勧めていて、希望があれば県外の障害者にも配布するということです。

 協会は県内の病院や飲食店などに「耳マーク」の掲示を求めていますが、認知度は依然低いということで、協会の中筋久子(なかすじ・ひさこ)会長は「バッジを通じて聴覚障害に対する正しい認識と適切なサポートを広めたい」と話しています。

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