【高校野球】和歌山大会、市立和歌山と智辯和歌山が決勝へ
2021年07月25日 15時55分
夏の甲子園を目指す第103回全国高校野球選手権和歌山大会は、15日目のきょう(25日)、和歌山市の紀三井寺公園野球場で準決勝の2試合が行われ、市立和歌山と智辯和歌山が勝ちました。
第1試合、シード校の市立和歌山 対 高野山は、10対0の5回コールドで、市立和歌山が勝ち、3年ぶり10回めの決勝進出を決めました。
この試合、市立和歌山は1回裏に2点を先制すると、2回と4回にも2点ずつを加え、また、投げては、エース・小園(こぞの)が、高野山打線を完ぺきに抑え込み、反撃の糸口をつかませませんでした。そして、5回裏、市立和歌山は、2点をとったあと、キャプテンで4番の松川(まつかわ)が、大会第8号となるツーランホームランを放ち、10点差とし、5回コールドゲームで、高野山を退けました。
続く第2試合、ともにシード校の和歌山東 と 智辯和歌山は、7対1で、智辯和歌山が勝ち、2年ぶり27回目、去年(2020年)の独自大会を含めると、5大会連続の決勝進出を決めました。
この試合、和歌山東が2回裏、智辯和歌山の先発、高橋(たかはし)のワイルドピッチで2塁ランナーが生還し1点を先制しました。智辯和歌山は、続く3回表にすかさず反撃し、連続タイムリーなどで2点を挙げて逆転、9回には、代打・石平(いしひら)の大会第9号となるスリーランホームランが飛び出し、7対1とリードを広げました。一方の和歌山東は9回裏、ノーアウト満塁と得点の好機を作りましたが、後が続かず、結局、智辯和歌山が和歌山東を下しました。
これで、決勝は、今年春のセンバツに続いて、甲子園出場を狙う市立和歌山と、選手権大会のなかった去年をはさんで、4回連続の夏の甲子園をめざす智辯和歌山が対戦することが決まりました。
決勝戦は、あす(26日)の休養日をはさんで、あさって(27日)午後0時半から、和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われ、夏の甲子園に出場する和歌山県代表校が決まります。和歌山放送ラジオでは、決勝戦のもようを午後0時10分から実況生中継でお伝えします。