伍代夏子さん 特殊詐欺被害防止を呼びかけ

2021年07月22日 19時31分

事件・事故社会

演歌歌手の伍代夏子(さんがきょう(22日)、和歌山市で開かれたイベントに出演し、特殊詐欺被害の防止を呼びかけました。

伍代さんは、特殊詐欺被害防止を呼びかけるため、2018年に著名人で結成されたプロジェクトチーム「ストップ・オレオレ詐欺47(~家族の絆作戦~」のメンバーとして、警察庁から特別防犯支援官に委嘱されています。

きょうは、和歌山市の和歌山マリーナシティで大阪のラジオ局「FM802(」が主催するイベントに制服姿の伍代支援官が出演し、全国で後を絶たない特殊詐欺被害の現状や和歌山県警察本部独自の相談窓口(0120―508―878)などについて紹介しました。

イベント後、取材に応じる伍代支援官は、「自分はしっかりしていて騙されないと思っている人ほど、一人で判断してお金やカードを渡してしまう事例が減らない。まずは誰かに相談してほしい」と呼びかけました。

会場ではこのほか、和歌山県警察本部が啓発ブースを開設し、啓発動画の上映やチラシの配布を行ったほか、実際に録音された犯人の電話音声をきけるコーナーも設けられました。

県警によりますと、去年(2020年)県内で確認された特殊詐欺の被害は32件で、被害総額は、前の年より7100万円あまり多い1億5783万円あまりでした。今年(2021年)は、先月(6月)末時点ですでに35件の被害が報告されていて、手口別では、去年は被害がなかった還付金詐欺が21件と最も多くなっています。

県警生活安全企画課の近藤健(次席は「今年に入って、県内で還付金詐欺の被害が急増している。あらゆる年代の人に詐欺の現状を知ってもらえるよう、引き続き広報活動をしていきたい」 と話していました。 

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