高校野球和歌山大会 初芝橋本、耐久、市立和歌山が8強へ
2021年07月21日 18時51分
和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われている第103回全国高校野球選手権和歌山大会はきょう(21日)残る3回戦3試合が行われ、初芝橋本、耐久、市立和歌山が勝ってベストエイトが出そろいました。
第1試合は、和歌山工業と初芝橋本が対戦。
和歌山工業は2回表、赤松(あかまつ)、谷口(たにぐち)の連続タイムリーと4番・増井(ますい)のレフトへのタイムリーなどで一挙7点を挙げます。
これに対して初芝橋本は6回裏、和歌山工業の2番手投手・酒井(さかい)を攻め立て、3番・川畑(かわばた)と5番・馬場井(ばばい)のタイムリーなどで3点を返します。
さらに、8回にも和工のリリーフ陣から1点をもぎとって3点差に追い上げると、最終回5本のヒットを集めて同点としたあと、ツーアウト満塁から8番の西谷(にしたに)が押し出しのファーボールを選び、8対7で初芝橋本が和歌山工業に逆転サヨナラ勝ちを収めました。
第2試合は、桐蔭と耐久が対戦。
耐久は1回表、5番・松本(まつもと)のレフト前ヒットで幸先よく1点を先制、中盤から終盤にかけてもチャンスを確実に生かして中押し、ダメ押しと追加点を挙げます。
守っては、右のエース冷水(しみず)が桐蔭打線を6回3安打1失点、7回からマウンドに立った左の坂口(さかぐち)も3回を3安打1失点抑え、投打に上回った耐久が8対2で桐蔭をくだして、伝統校同士の対決を制しました。
第3試合の市立和歌山と田辺工業との一戦は、シード校の市立和歌山が1回裏、3番・平林(ひらばやし)、4番・松川(まつかわ)の連続タイムリーでいきなり2点を先制します。
3回にも1点、後半も4点を追加して試合を有利に進めます。
市立和歌山の先発・2年生投手の米田(よねだ)は、常時140キロ半ばを越えるストレートボールで田辺工業打線を7回まで4安打に抑え、8回は3年生投手の江川(えがわ)がリリーフに立ってエース小園(こぞの)をマウンドに送ることなく8回コールドの7対0で田辺工業に快勝しました。
これでベストエイトの8校が出揃い、あす(22日)は、日高対高野山、和歌山東対粉河の準々決勝2試合が行われる予定です。