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IR事業者・クレアベストに正式決定

2021年07月20日 18時09分

政治社会経済

和歌山県は、きょう(20日)カジノを含む統合型リゾート・IRへの参入を表明している、クレアベスト・グループの日本法人クレアベストニームベンチャーズを、優先権者に正式に決定したことを明らかにしました。

クレアベストニームベンチャーズはカナダのトロントに本社があり、カナダやアメリカなどのIRなどに投資しています。

和歌山県のIRには、クレアベストと、マカオのサンシティグループホールディングスジャパンの2者が参入を表明していましたが、5月12日付けでサンシティが撤退し、この時点でクレアベストが事実上の優先権者に固まっていました。

クレアベストは、和歌山市の和歌山マリーナシティのおよそ56万平方メートルの敷地に、国際会議場や日本遺産ミュージアム、ホテル、それに、およそ3万8千平方メートルのカジノ施設などを含む「日本遺産・和歌の浦に浮かぶ『浮遊都市』をイメージした滞在・体験型IR」を県に提案しています。

初期投資額は4700億円で2027年秋ごろの開業を予定し、クレアベストは、開業後4年目の2030年に、目標来場者数1300万人を掲げています。

県では今後、クレアベストと共同で国からIR区域認定を受けるための区域整備計画の策定に入り、来年(2022年)4月28日までに国へ申請する予定です。

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