県・日置港に放置のヨットを行政代執行で撤去

2021年07月19日 19時13分

政治社会

和歌山県は、白浜町(しらはまちょう)の日置港(ひきこう)に放置されたままになっていたエンジン付きヨット1隻を、港湾法に違反するとして、きょう(19日)行政代執行で撤去しました。

撤去されるヨット(7月19日・白浜町日置港・和歌山県提供)

撤去されたのは、去年(2020年)5月から日置港に放置されていた、長さおよそ7メートル、幅およそ2メートルのエンジン付きヨット1隻です。

県・港湾空港振興課によりますと、このヨットは、去年5月、航行が困難となり、海上保安部によって日置港にえい航されました。所有者は長野県在住で、県がその後、口頭や文書で繰り返し撤去を求めてきましたが、一切回答が無く、連絡も取れない状態が続いたため、県は、今月(7月)7日、行政代執行による撤去を書面で所有者に通告しました。

執行書を読み上げる西牟婁振興局建設部の高山副部長(和歌山県提供)

きょう午前10時、日置港で県・西牟婁(にしむろ)振興局・建設部の高山正義(たかやま・まさよし)副部長が執行書を読み上げて撤去作業が始まり、午前11時50分に終わりました。

港湾法では、船舶の安全な航行に支障をきたすほか、台風や津波などの二次災害のおそれがあるとして、港湾内での船舶の放置を禁止しています。

県では、代執行による撤去費用を、後日、所有者に請求する方針です。

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