連合和歌山「2021原爆展」はじまる

2021年07月16日 18時31分

歴史・文化社会

広島と長崎の原爆投下や和歌山大空襲のもようを写真パネルで紹介し、平和の尊さを訴える連合和歌山による「2021原爆展」が、きょう(16日)から、和歌山市のイオンモール和歌山で開かれています。

「2021原爆展」の会場(7月16日・イオンモール和歌山)

これは、連合和歌山をはじめとする近畿2府4県の連合の地域組織が共同で「『願う』平和から『叶える』平和へ」をテーマに、悲惨な戦争や原爆被害を風化させないよう、毎年この時期に開いている巡回展です。

原爆投下直後の広島・長崎のもよう

会場のイオンモール和歌山3階のテナントスペースには、1945年8月6日の広島市と、8月9日の長崎市での原爆投下直後のそれぞれの街の様子や、熱風で大やけどを負って救護を受ける子どもの様子、それに、平和を訴え続けた被爆者たちのメッセージなどが、写真パネルで紹介されています。

和歌山大空襲の特設展示コーナー

あわせて、1945年7月9日の和歌山大空襲を紹介する特設コーナーも開設され、大空襲を受ける前の和歌山城の写真や、焼き尽くされた和歌山市中心部をとらえた写真と復興した現在の同じ場所の写真とを比較する形で展示されているほか、昔の和歌山市のもようをまとめた和歌山市立図書館の図録などもあります。

図録の展示

連合和歌山の担当者は「戦後76年が経ちましたが、平和は私たちが叶えていくものだという思いを訴えていきたい」と話しています。

連合和歌山の2021原爆展は、今月(7月)18日まで開かれています。

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