生き物の観察記録を発表しよう 「わかやまネイチャー・アワード」開催
2021年07月19日 19時18分
小・中学生や高校生を対象に、様々な生き物の観察記録や研究成果を募集し、優秀な作品を展示する、和歌山県主催の「わかやまネイチャー・アワード」が行われることになり、多くの子どもたちの参加を呼びかけています。
これは、豊かな自然環境にあふれる和歌山県の生物多様性を子どもたちの視点で発見し、より深く親しんでもらおうと、県が初めて開催するイベントです。
募集は、小・中学生が対象の個人部門と、中学生と高校の部活動などが対象の団体部門でそれぞれ行われます。
個人部門では、原則1年以内に、自ら採集して作った生き物の標本のほか、生き物の生態を追った写真やスケッチなどの記録をもとに作った活動成果を募集します。ただし、継続して観察や研究をしている場合は、1年以上でも応募可能です。
団体部門では、長期にわたって統一したテーマで行ってきた生き物に関する調査や研究の成果で、こちらも写真や標本類を含みます。
募集期間は、夏休み終了後から一定期間を置いた、ことし(2021年)11月15日から30日までです。締め切り後に審査を行い、優秀な作品には、個人部門では知事賞、技術賞、ひらめき賞、入選の各賞が、団体部門では知事賞が用意されていて、受賞作品は来年の2月から3月にかけて表彰され、展示会も行われる予定です。
和歌山県の仁坂吉伸知事は「最近は、スギとヒノキの違いが判らなかったり、アリの群れを見て仰天してしまったりと、紀の国わかやまで育ったはずの大人が多いと聞くが、生物多様性の発信県として、将来を担う子どもたちには、ぜひ、生き物を通じて和歌山の豊かな自然を発信して欲しい」と呼びかけています。
「わかやまネイチャー・アワード」について詳しくは、県のウェブサイトに掲載されています。