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【新型コロナ】県内で初のデルタ株感染確認 県「感染対策の徹底を」

2021年07月13日 19時31分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(7/13)、県内で初めてインドで確認された変異株、デルタ株に感染した人が確認されたと発表し、感染対策の徹底を呼びかけています。

和歌山県は、新型コロナウイルスに感染した人の検体を国立感染症研究所に送り、遺伝子解析を行っていて、これまでに検体を送った828人のうち、半分以上の428人が、イギリス型のアルファ株による感染だったことが確認されています。

こうした中、今回、初めてすでに陽性となった50代の男女3人が、インド型のデルタ株に感染していたことがわかりました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、取材に応じ、「アルファ株と比べても感染力が強く、重症化のリスクも高いとみられるデルタ株が東京や大阪で確認されている中、和歌山でも見つかったので、感染拡大につながらないよう危機感を持って対応しなければならない」と話しました。

初めて確認された時期については、アルファ株が去年12月に東京で確認されてから和歌山県で初確認されるまでおよそ3ヶ月間だったのに対し、デルタ株は、5月に兵庫などで確認されたあと、2ヶ月間で和歌山県に及んでいて、およそ1ヶ月早い感染確認となっています。

また、今後の対策について、野尻技監は、「感染が拡大している地域に行く場合には、対策を徹底して、感染しないようにすることや、感染した場合の早期受診と早期隔離が大切。感染力が強いので、症状が出たらすぐに医療機関を受診するとともに、重症化する恐れもあるので、感染したら入院して治療を受けるようにしてほしい。また、感染した人の接触者を把握するため、保健所の調査に協力して必ず教えてほしい」と呼びかけました。

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