CJCが和歌山大学に提供のトイレ改修と更衣室完成・ジェンダーフリーに配慮

2021年07月13日 19時31分

教育社会

和歌山市に本社のある不動産賃貸業・株式会社賃貸住宅センターの提供で、和歌山大学・東1号館で行われていたトイレの改修と更衣室の設置が完成し、きょう(13日)引き渡しが行われました。

記念撮影するCJCの塚本社長(右)と和大の伊東学長(左)(7月13日・和歌山大学東1号館前)

これは、賃貸住宅センターが学生を支援しようと、和歌山大学に申し出て行われたもので、大講義室などがある東1号館のトイレが改修されたほか、就職の窓口となるキャリアセンター前の1階ピロティには男女が使える更衣室とパウダールームが設置されました。

改修されたトイレの内装

きょう午後、和歌山大学・東1号館で、賃貸住宅センターの塚本治雄(つかもと・はるお)社長が和歌山大学の伊東千尋(いとう・ちひろ)学長に、完成した設備の写真を載せたアルバムを贈呈しました。

塚本社長は「学生の励みに繋がれば」と話していました。伊東学長は「学生生活環境の向上に役立つもので大変有難い。18日に行われるオープンキャンパスでも多くの進学志望者にも見てもらい、大学の魅力発信につなげたい」と感謝しました。

多目的トイレに設置されたフィッティングボード

トイレの内装には紀州材がふんだんに使われて、茶色の落ち着いた雰囲気になっているほか、バリアフリーやジェンダーフリーにも配慮され、着替えに便利なフィッティングボードや、オストメイト対応が施されています。

パウダールームのようす

パウダールームや更衣室はカイコの繭(まゆ)をイメージしたデザインで、プライバシーが守られ、個室で落ち着いて着替えられるようになっています。

男女共用の更衣室

監修を手掛けた和歌山大学男女共同参画推進室長で、経済学部の金川(かながわ)めぐみ教授は「従来は男性用マークを青色、女性用を赤色と塗り分けていたのを、茶色に統一するなど、学生らの意見も参考にした。ジェンダーフリーに配慮した大学は、トイレや更衣室にもそれが行き届いている。和歌山大学でもジェンダーフリーの意識と、学生の愛着向上が期待出来る」と話しています。

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