県交通安全母の会総会 功労者に感謝状贈呈
2021年07月12日 20時20分
和歌山県交通安全母の会連絡協議会の、今年度(2021年度)の総会が、きょう(7/12)、和歌山市で開かれ、活動に功績のあった個人や地区の代表者に感謝状が贈られました。
きょう午後、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛1階大ホールで開かれた総会では、はじめに、この1年間に交通事故で亡くなった人に対し、全員で黙とうを捧げました。
このあと、10年以上にわたって母の会の活動に携わっている5人を代表して、海南地区交通安全母の会の宮脇満子(みやわき・みつこ)さんに、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から知事感謝状が手渡されたほか、母の会の役員を退任した岩出市交通安全母の会の小崎育子(こさき・いくこ)さんに、連絡協議会の北島益美(きたじま・ますみ)会長から会長感謝状が贈られました。
また、母の会の会員として2年以上、団体として3年以上活動している11人と2つの団体に対し、北島会長から会長表彰が贈られました。
総会で挨拶した北島会長は「今年になって、県内では、すでに12人が交通事故の犠牲になっています。母の会の結成以来『交通安全は家庭から』を合言葉に、関係機関との連携を図ってきました。これからも、子どもの見守り活動とともに、高齢者の事故防止のため、高齢世帯を訪問しての啓発にも取り組み、子どもと高齢者を悲惨な事故から守りたい」と挨拶しました。
また来賓として祝辞を述べた仁坂知事は千葉県で発生した飲酒運転のトラックによる死亡事故を例に挙げ、「和歌山県では、去年も、今年これまでも飲酒運転による死亡事故はゼロだが、過去には、ワーストになったこともあるので、是非、飲酒運転はダメだということを広めていただきたい」と呼びかけました。
このあとの総会で行われた議案の審議では、交通安全ボランティアの講習会や和歌山放送のラジオ・チャリティ・ミュージックソンへの参加、それに県内の小中学生や高齢者に対する交通安全教育の推進など、今年度の活動方針や予算案が提示され、承認されました。
県・交通安全母の会は、1969年の設立以来、県内各地域で交通安全活動を行っていて、現在、およそ1万3000人が所属しています。