【高校野球】和歌山大会3日目、初芝橋本・耐久・田工勝つ
2021年07月11日 17時18分
夏の甲子園をめざす第103回全国高校野球選手権・和歌山大会3日目のきょう(11日)は、和歌山市の紀三井寺公園野球場で、1回戦の残り3試合が行われ、初芝橋本と、耐久、それに、田辺工業が勝って、2回戦にコマを進めました。
橋本市内勢同士の対戦となった第1試合の紀北工業 対 初芝橋本戦は、打撃が勝る初芝橋本が、9対2の7回コールドで勝ちました。初芝橋本は1回表、紀北工業の1年生投手、平岡(ひらおか)の立ち上がりを攻め、5番・馬場井(ばばい)のタイムリー内野安打などで3点を挙げました。初芝橋本は、2回以降も攻撃の手を緩めず、小刻みに点を加える一方、紀北工業打線をキャプテン向井(むかい)が1回と6回に放ったタイムリーヒットの2点だけに抑え、結局7回コールドの9対2で、初芝橋本が紀北工業を下しました。
続く、第2試合の新翔 対 耐久戦は、耐久の好投手・冷水(しみず)が力投し、7対0で新翔に完封勝ちしました。この試合、新翔は、2年生左腕の瀧谷(たきたに)が、粘り強いピッチングで、中盤6回まで、耐久打線を抑えて対抗しましたが、7回表ツーアウトから、エース・冷水(しみず)が自ら放ったレフト前ヒットで1点を挙げ、耐久が均衡を破りました。この回は、その後も長短打が続き、耐久は打者一巡の攻撃で、一挙6点を奪い、9回にも1点を追加するとともに、冷水(しみず)が、140キロを超す直球を中心に、新翔打線をわずか2安打に抑え込み、7対0で、耐久が新翔に完封勝ちしました。
1回戦最後となった、第3試合の有田中央 対 田辺工業は、投打に上回る田辺工業が、部員数わずか10人の有田中央に、8回コールドの9対2で勝ちました。田辺工業は、5番・中本(なかもと)が、7回に今大会第2号となるライトオーバーのソロホームランを放つなど、チャンスを生かして9点を挙げました。これに対し、県内最小部員数10人の有田中央は、田辺工業のエース・小出(こいで)にくらいつき
、2回に西山(にしやま)、8回に嶋(しま)のタイムリーで、2点を返して意地をみせましたが、反撃もここまでで、8回コールドの9対2で田辺工業が有田中央を破りました。
大会4日目のあす(12日)からは2回戦に入り、シード校の近大新宮 対 日高と、慶風 対 日高中津、それに、那賀 対 高野山の3試合が行われます。和歌山放送ラジオでは、あすも、午前8時51分から全試合を紀三井寺公園野球場から実況生中継でお伝えします。