JR西日本・観光特急「WEST EXPRESS 銀河」の試乗会

2021年07月08日 17時05分

イベント交通経済

JR西日本・和歌山支社は、今月(7月)16日から紀南地方での運行を開始する観光特急「WEST EXPRESS(ウェスト・エクスプレス) 銀河」の試乗会を、きょう(8日)紀勢線の新宮・白浜(しんぐう・しらはま)間で行いました。

試乗会を行ったWEST EXPRESS 銀河(7月8日・JR紀伊勝浦駅)

WEST EXPRESS 銀河は、JR西日本が「気軽に鉄道の旅を楽しめる列車」として2019年から運行している昼夜兼用の観光特急で、通常の座席のほか、靴を脱いで足を伸ばせる車両や、女性専用車両など、快適な居住空間が特徴です。これまでに京阪神と山陽・山陰方面の間で運行され、乗車券が軒並み完売する人気列車となりました。

ゆったりとしたシート

今月16日から12月22日にかけて、紀南エリアに初めて乗り入れることになり、京都・新大阪から、紀勢線の白浜や串本を経由して、新宮までの間を往復します。

指定席のシート

きょうは、運行開始を前に報道関係者や紀南地方の市長や町長らを乗せて試運転が行われ、正午に新宮駅を出発した銀河は、途中、紀伊勝浦(きいかつうら)、太地(たいじ)、古座(こざ)、串本(くしもと)、周参見(すさみ)に停車し、それぞれの停車駅で下車してのミニツアーや、くじらの竜田揚げやカツオ、イノブタ製品など、特産品の販売や試食が行われました。

JR西日本・和歌山支社の金岡裕之(かなおか・ひろゆき)支社長は「銀河の人気が紀南への誘客に繋がるよう、私たちも努力したい」と話しています。

銀河に試乗した新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長は「京阪神から銀河で熊野に訪れたことをきっかけに、再び訪れてもらえたら嬉しい」と話しています。太地町(たいじちょう)の三軒一高(さんげん・かずたか)町長は「太地駅舎が新しくなり、駅前広場の整備も順調で、銀河の乗客にも喜んでもらえると思う」と話しています。

JR西日本・和歌山支社では、銀河の運行期間中に開催される「紀の国わかやま文化祭2021」とのタイアップ企画や、和歌山大学の学生によるマップの作成、さらに、和歌山・海南・紀伊田辺などの駅で紀州ヒノキコースターやマスクなど、銀河オリジナルグッズの販売を行います。

WEST EXPRESS 銀河の乗車券付きパックツアーについては、日本旅行のウェブサイトで詳しく掲載しています。

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