【新型コロナ】ワクチン職域接種 県庁でスタート

2021年07月08日 17時58分

社会福祉・医療

新型コロナウイルスワクチンの和歌山県庁での職域接種がきょう(7/8)から始まり、勤務中の職員が、和歌山市小松原通の本庁の一角に設けられた接種会場を訪れ、接種を受けました。

ワクチン接種を受ける職員(2021年7月8日・県庁北別館5階会議室)

県庁の職域接種の対象となるのは、本庁のほか、振興局をはじめとした出先機関や県警察本部、県教育委員会事務局や県立学校の教職員、それに県立医科大学の教職員や県議会議員で、あわせておよそ9000人です。

初日のきょう、県庁北別館5階に設けられた接種会場には、午前9時過ぎから職員が訪れ、医師による問診を受けた後、4つのブースに分かれて看護師によるワクチン接種を受けていました。

ワクチン接種を受けた、環境生活部の川村真也(かわむら・しんや)生活安全参事は、「職場で勤務時間中に打ってもらえてよかった。接種することで、コロナにかかりにくくなるという期待感があり、周りの人にうつすという心配の種も解消されるのでありがたい」と話していました。

ワクチン接種後、次の手続きを行う職員

また、県庁での職域接種をとりまとめる人事課職員厚生室の村上健(むらかみ・けん)室長は、「今回の職域接種は、市町村の接種会場やクリニックでの混雑を解消するため実施しています。いまは、1日400人に接種するペースですが、今後、慣れてくれば、1日最大500人まで増やしていきたい」と話しました。また、ワクチンの確保について、村上室長は、「いまのところ、供給されるワクチンの数をしぼるといった知らせはきていない」と話し、予定通り進められるという見通しを示しました。

接種を終えたら15分から30分の間、待機

県庁での職域接種は、これから4週間かけて1回目を終え、次の4週間で2回目の接種を終える予定で、終了予定は9月1日となっています。

接種に携わる医師や看護師は、県職員互助会診療所のほか、県立医科大学から応援を受け、さらに、県看護協会に登録しているいまは働いていない看護師を一時的に雇用し、人員を確保しています。

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