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6月の企業倒産状況

2021年07月06日 19時44分

経済

民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、先月(6月)和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は5件、負債総額は8億4000万円となり、倒産件数は過去10年間で最も少なくなりましたが、負債総額は過去10年間で3番目に多くなりました。

地域別では、和歌山市、岩出市、紀の川市、橋本市、東牟婁郡でそれぞれ1件で、業種別では、農業、建設業、卸売業、サービス業がそれぞれ1件、原因はすべて販売不振で、このうち新型コロナによる倒産は1件でした。

東京商工リサーチ和歌山支店は今後の見通しについて「過去10年間の6月の倒産件数を比較すると、先月は最も少なく、コロナ関連の支援効果が続いていることを示しているが、コロナ禍から1年が経過し、企業の経営内容にこだわらない貸し出しや、赤字補てんなどで借入金を増やすことなど過剰債務に陥った企業も多く、資金調達がスムーズにいかず、息切れ倒産が増える可能性が否めない」と分析しています。

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