紀の川市長選に森田市議が出馬表明
2021年07月02日 18時34分
ことし(2021年)11月に告示される任期満了に伴う紀の川市長選挙に、新人で紀の川市議会議員の森田幾久(もりた・いくひさ)氏54歳が、無所属で立候補することを表明しました。
森田氏は紀の川市出身で、建設会社社員など経て、1999年に合併前の旧・粉河(こかわ)町議会議員となって2期務めたのち、2005年の紀の川市議会議員選挙でも当選し現在4期目で、市議会第2会派の清流会(せいりゅうかい)に所属しています。この間、副議長や、産業建設委員会や議会広報委員会の委員長を歴任しています。
森田議員は、きょう午後、紀の川市役所で記者会見を開き「コロナ禍で社会情勢がより急激に変化するなか、特別定額給付金の支給が遅くなったり、市営住宅建設事業に関する市民への説明が不十分だったりと、現在の市政運営がスムーズにいっていない。議員の立場では限界を感じた。自分も50代となり、下と上の世代の間に立って、ふるさと紀の川市をまとめる適齢期になった」と出馬の理由を述べました。
その上で森田議員は、市内と大阪・熊取町(くまとりちょう)とを結ぶ路線バスの充実や、下水道の集中強化、粉河中学校の小中一貫校化などで、若者から高齢者まで豊かに住める環境づくりを訴える方針を示しました。
紀の川市長選挙には、先月末(6月)現職の中村慎司(なかむら・しんじ)市長79歳が、定例議会で5期目に向けた出馬を表明しています。
紀の川市長選挙は、ことし11月28日告示、12月5日に投票が行われます。