【新型コロナ】県内6人感染、59例目クラスター発生
2021年07月01日 19時13分
和歌山県はきょう(7/1)、県内で新たに就学前の幼児から40代までの男女6人が新型コロナウイルスに感染したことを確認し、県内59例目となるクラスターが発生したと発表しました。
これは、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監がおよそ1カ月ぶりに感染発表の記者会見を開いて明らかにしたものです。
新たに感染が判明した6人のうち、和歌山市に住む就学前の男の子2人と小学生の女の子、それに20代の専門学校生の男性と、海南保健所管内に住む小学生の男の子のあわせて5人は、いずれも和歌山市美園町にある英会話スクール「NOVA和歌山校」に通っていて、県は、県内59例目となるクラスターと認定しました。
また、このほかに英会話スクールの講師3人と受講者2人もきのう(6/30)までに感染が判明していて、このクラスターの人数は、現在10人となっています。
県内でクラスターが発生するのは、5月26日以来、36日ぶりです。
保健所は、先月(6月)17日から27日にかけて受講した人やその保護者らにPCR検査を受けるよう呼びかけています。
今回、クラスターが発生した英会話スクールでの受講形式を踏まえて、県福祉保健部の野尻技監は、「咳や会話を介した感染が広がる中、子どもたちは、限られたスペースで遊戯をしながら英会話を学んでいて、全員がマスクを付けていたわけではなかった。感染リスクの高い行為を行う場合には、フェイスシールドやウレタンのマスクではなく、不織布のマスクをつけ、しっかり換気をしてほしい」と指摘しました。
きょうの発表では、クラスターに含まれる5人のほか、20代の専門学校生の同居家族で40代の会社役員の男性も感染していたことがわかりました。
きょう感染が判明した6人のうち、5人は無症状で、残る1人の症状も安定しているということです。
保健所別では、和歌山市が5人、海南が1人で、県内の累計感染者数は、死亡した49人を含めて2689人となりました。
きょう現在の県内の入院患者は26人で、県内に400床ある新型コロナ用病床の使用率は6・5%となっています。
酸素投与が必要な重症患者は1人で、人工呼吸器を装着しています。
また、新たに2人が変異ウイルスに感染していたことがわかり、県内で確認された変異ウイルスの累計感染者数は、807人となりました。