第71回「社会を明るくする運動」首相メッセージ伝達
2021年07月01日 15時09分
犯罪や非行をした人の立ち直りを支援する「社会を明るくする運動」の強調月間初日のきょう(7月1日)内閣総理大臣メッセージの伝達式が、和歌山市の和歌山保護観察所で行われました。
社会を明るくする運動は、ことし(2021年)で71回目を迎え、犯罪や非行をした人の更正や社会復帰を支え、地域と共に犯罪や非行のない地域社会を築こうと、法務省が提唱している全国的な活動です。
きょうの式典では、法務省を代表して、和歌山地方検察庁の飯島泰(いいじま・やすし)検事正や、県・保護司会連合会の小西健之(こにし・たけのぶ)会長、県の生駒亨(いこま・とおる)環境生活部長らが出席するなか「社会を明るくする大使」で和歌山市出身の落語家・桂枝曾丸(かつら・しそまる)さんが菅義偉(すが・よしひで)総理大臣のメッセージを代読し、生駒環境生活部長に伝達しました。また、運動のシンボルとして参加者が身につける「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」が、和歌山保護観察所の奥田幸生(おくだ・ゆきお)所長から枝曾丸さんに交付されました。
2004年から社会を明るくする大使を務めている枝曾丸さんは「コロナ禍で人との距離を取らなければならず、孤独に押しつぶされて犯罪に走ってしまう人も多いと思いますが、私たちが会話やあいさつなどのコミュニケーションを積極的に行うことが、立ち直りの大きな力になります」と参加者に呼びかけました。
運動強調月間は今月末(7月)までで、期間中、県内各地で感染防止対策を取った上で、様々な啓発活動が行われます。