全国安全週間・安全衛生優良事業場の表彰式
2021年07月01日 15時03分
全国安全週間初日のきょう(7月1日)労働者の安全と健康の確保や労働災害の防止で他の模範と認められる、和歌山県内の優れた事業所や、啓発などで功績のあった個人への表彰式が、和歌山市黒田(くろだ)の和歌山労働局で開かれました。
これは、厚生労働省が労働災害の防止を全国の事業所や建設工事現場などに呼びかける「全国安全週間」にあわせて毎年行われていて、今年度(2021年度)和歌山労働局管内では、5つの事業所と個人2人が表彰され、池田真澄(いけだ・ますみ)局長から表彰状が授与されました。
このうち、特に優れた安全衛生に務めた優良賞には、橋本市の日揮(にっき)株式会社・プロジェクトアゼリアと、みなべ町のミナベ化工株式会社の2社が、続く奨励賞には、和歌山市のキクロン株式会社と、田辺市の紀南広域廃棄物最終処分場の建設工事を手掛ける三井住友・丸山・泉特定建設工事共同企業体、すさみ串本道路の雨嶋(あめしま)トンネル工事を手掛ける前田建設工業・関西支店の3社が、それぞれ選ばれました。
個人では、地域の安全衛生活動の指導的立場で多大な貢献をした功績賞に、県・労働基準協会橋本支部の森下猛(もりした・たけし)前・事務局長が、長年にわたって安全衛生関係の業務に貢献した安全衛生推進賞に、労働者安全機構・和歌山産業保険総合支援センターの山本則夫(やまもと・のりお)さんが選ばれました。
和歌山労働局の池田局長は「全国安全週間はことしで94回目を迎えたが、いまだ労働災害は無くなっていない。今後とも労働者の安全の確保に協力して欲しい」とあいさつました。
去年(2020年)和歌山県内では、休業4日以上の労働災害に遭ったのは1115人、死亡は9人となっています。
ことしの全国安全週間では「持続可能な安全管理 未来へつなぐ安全職場」をスローガンに掲げ、今月(7月)7日までの期間中、全国の労働現場に安全確保を呼びかけます。