県内でことし初のO157感染岩出市10代女性

2021年06月29日 19時30分

社会福祉・医療

岩出市の10代の女性が、腸管出血性大腸菌O157に感染して発症し、入院していたことがわかりました。和歌山県内でO157の感染が確認されるのは、ことし(2021年)になって初めてです。

県健康推進課によりますと、この女性は、今月(6月)10日に腹痛や下痢、嘔吐の症状が出て13日に医療機関を受診し、入院しました。その後、急性腎不全や溶血性尿毒症症候群の症状が出て重症化しましたが、2週間にわたって治療を受けて回復し、きのう(6/28)退院しました。女性は、検査の結果、今月26日に腸管出血性大腸菌O157に感染していることが判明しました。

O157の感染者が県内で確認されたのは、ことしになって初めてです。

岩出保健所が、感染源の調査を進めています。

O157は、年間を通じて発生する感染症で、県は、調理や食事の前の手洗いや生肉に十分火を通すことなど感染予防の徹底を呼びかけています。

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