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関西広域連合議会で中本議員(自民県議団)登壇

2021年06月26日 20時23分

政治歴史・文化社会経済

和歌山を含む近畿2府4県と、その周辺の府県や政令指定都市の議会で構成する関西広域連合議会の6月臨時会がきょう(6/26)、大阪市のNCB会館で開かれ、一般質問で、和歌山県議会・自民党県議団の中本浩精(なかもと・こうせい)議員が登壇し、大阪・関西万博へのパビリオン出展や、古墳文化の魅力発信などについて、当局の考えをただしました。

質問する中本議員(2021年6月26日・NCB会館で)

この中で、中本議員は、2025年開催の大阪・関西万博に、関西広域連合としてパビリオン出展することについて、すでに発表された「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」というテーマに賛意を示した上で、関西一円に効果を波及させるための仕掛けづくりをどうするのか、当局の考えをただしました。

これに対し、連合長の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)和歌山県知事が答弁し、「パビリオンに来た人に、関西の魅力に触れて関西とは何かを知ってもらってもらうことで、関西一円に足を運びたくなるようにしたい」と述べた上で、展示内容として、関西の現在、過去、未来を疑似体験できるなど、関西全体をアピールする部分と、連合を構成する自治体が自由に企画し、個別の魅力を発信する要素を盛り込む考えを示しました。

答弁する仁坂知事

また、中本議員は、世界遺産の「百舌鳥・古市古墳群」をはじめとする古墳について、「関西には、全国の4割が集中していて、和歌山県にも、全国に3例しかない特別史跡「岩橋千塚古墳群」がある」と指摘し、文化庁の関西への本格移転が進む中、関西広域連合として、他の地域にはない特色ある古墳を核とした文化・観光の魅力発信に取り組む考えがないか、当局の考えをただしました。

これに対し、広域観光・文化・スポーツ振興担当委員で副連合長の西脇隆俊(にしわき・たかとし)京都府知事は、今後、文化庁や構成府県市と連携して古墳を活用した地域振興やまちづくりを行う自治体や団体が集うサミットや、出土品など埋蔵文化財を扱う関西の文化施設が連携したリレー講座の開催に取り組む考えを示した上で、「古墳を活用した歴史ロマンあふれる魅力的な広域周遊観光のストーリーを設定するなど、観光資源として磨き上げ、観光需要を喚起し、関西全体の魅力向上につなげていきたい」と述べました。

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