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警察署再編後も分庁舎で運転免許更新業務の継続を

2021年06月22日 15時01分

交通政治社会

来年度(2022年度)有田・湯浅(ありだ・ゆあさ)と、串本・新宮(くしもと・しんぐう)の4つの警察署を統合・再編し、分庁舎に格下げとなる有田署と串本署では、当初、運転免許証の更新業務を行わないとする案を示していた和歌山県警察本部は、高齢化の加速や公共交通機関のぜい弱性などを考慮し、一転して、分庁舎でも免許証更新業務を継続するよう、案を改める考えを示しました。

これは、きょう(21日)開かれた6月定例県議会の一般質問で、自民党県議団の佐藤武治(さとう・たけじ)議員の指摘に対し、県警の親家和仁(しんか・かずひと)本部長が答弁したものです。

この中で佐藤議員は、警察の統合・再編案のなかで、串本警察署が統合再編後、新宮警察署の串本分庁舎に格下げとなった場合、運転免許証の更新業務を新宮警察署に移管するとしていることについて「管内では高齢化が進み、原付免許しか持っていない高齢ドライバーが多く、公共交通機関も不便で、住民負担が重い」と地域の現状を訴えました。

これに対し、親家本部長は理解を示し「地元住民の強い要望があることも踏まえ、串本分庁舎と同様に、有田分庁舎でも引き続き運転免許更新業務を継続するように、再編案を改めることにした」と答弁しました。

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