黄金のペットボトル問題解消へ「緊急ミニトイレ」県トラック協会に寄贈
2021年06月19日 18時53分
生活用品や家庭用品の開発・販売などをしている海南市の株式会社サンコーは、トラックドライバーのトイレ問題を解決するためのお手伝いがしたいと、きのう(18日)和歌山県トラック協会に「緊急ミニトイレ」を寄贈しました。
きのう午後、ホテルグランヴィア和歌山で贈呈式が行われ、株式会社サンコーの角谷太基社長から県トラック協会の阪本享三会長に緊急ミニトイレ5000個の目録が手渡されました。
株式会社サンコーでは、トラックの渋滞やサービスエリアの駐車スペース不足でトイレに行けず、我慢できずに車内でペットボトルに用を足し車外に放置する「黄金のペットボトル」問題が社会現象となっていることを受け、ドライバーの役に立ちたいという思いから寄贈することを決めたということです。
県トラック協会の阪本享三会長は「トラックドライバーは渋滞で非常に苦労している。各トラックに緊急ミニトイレを常備して、トイレに行けないという社員のストレスを少しでも取り除くことができたら」と話していました。
寄贈された緊急ミニトイレは、県トラック協会に加入している全490社に配布されるということです。
「緊急ミニトイレ」は、年齢や性別を問わず使える縦27センチ横13センチのコンパクトな緊急用トイレで、容器に直接吸水機能をつけており、1度吸水したら逆さにしても漏れない構造になっています。
2個セット税込み495円で、ホームセンターやオンラインショップで購入できます。