エサを使わないアユ釣り、古座川町でトントン釣り解禁
2021年06月16日 18時55分
古座川町の古座川の支流、小川(こがわ)にある観光名所「滝の拝」で、きょう(16日)エサを使わずに針と重りだけでアユを釣る独特の漁法「トントン釣り」が解禁されました。
重りを川底に何度もあてる動作から「トントン釣り」と呼ばれています。漁の期間は今年の大みそかまでです。
小川をさかのぼるアユは落差およそ8メートルの滝に阻まれて、滝つぼに集まったのち、脇にある魚道を上ります。これを狙って針を使って水中で上下させてひっかけます。危険な岩場での釣りのため古座川漁協の組合員にだけ許されている漁法です。
解禁日に訪れた古座川町の79歳の男性は、「一度に2匹から3匹かかることもある。きょうは水量が少なくアユが滝つぼまで来ていないのでこれからに期待したい」と話していました。