業界初、梅の新品種「翠香」のシロップ販売

2021年06月13日 17時30分

経済

みなべ町の有本(ありもと)農園が、梅の新品種「翠香(すいこう)」のシロップを初めて商品化しました。

「翠香(すいこう)」は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構が育成し、2011年に品種登録された、フルーティな香りを特徴とする梅の新品種です。そして、県工業技術センターと果樹試験場うめ研究所が、香り成分の分析のほか、香りを活かす追熟方法や加工方法に関して、技術開発を進めてきました。

有本農園では、これらの成果をもとに、加工品として、シロップを商品化したもので、今月(6月)10日から、「南高(なんこう)」や「露茜(つゆあかね)」のシロップとともに販売を始めました。

有本農園のホームページによりますと、「翠香(すいこう)」は、他の梅にはない芳香(ほうこう)が特徴で、シロップにすると、梅の酸っぱさはそのままに、洋梨(ようなし)のような香りがするということで、炭酸割りやミルク割りのほか、かき氷にかけたり、アイスやヨーグルトのトッピングとしての利用が紹介されています。

「翠香(すいこう)」のシロップは、150ミリリットル入り、1200円で、ホームページから購入できます。

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