【新型コロナ】高齢者集団接種、和市でスタート

2021年06月12日 19時05分

社会福祉・医療

65歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種がきょう(6/12)から和歌山市で始まり、事前に予約した人たちが会場を訪れ、1回目の接種を受けました。

看護師によるワクチン接種(2021年6月12日・イオンモール和歌山で)

和歌山市では、かかりつけ医による高齢者のワクチン接種が始まっていますが、かかりつけ医がなく予約のとれない高齢者らに対応するため、きょうから市内3ヶ所で集団接種を開始しました。

会場の入り口で検温

このうち、和歌山市中のイオンモール和歌山3階のイオンホールに設置された接種会場では、和歌山ろうさい病院の医師や看護師、和歌山市の保健師や職員あわせておよそ40人が対応にあたり、訪れた高齢者を、受付から問診、接種へと誘導しました。

接種を終えたら2回目の日程を確認

副反応が出ないか確認するため、接種を終えた後、待機していた高齢者は、「かかりつけ医がワクチン接種をしておらず、持病があるので、早く打ちたいと思い、こちらに来ました。ひと安心という感じです」「仕事をしているため、土日でないと接種を受けられないので、ここに来ました。若い人たちはまだ接種していないので、これからもマスクを着用するなど行動に気を付けたい」と話していました。

副反応が出ないか待機する接種者

新型コロナワクチン接種調整課の藤原大悟(ふじわら・だいご)副課長は、「おおむね順調に進んでいます。現在、高齢者とともに、基礎疾患のある人を対象に、受付を始めていて、今後は、高齢者の接種から一般の接種へと移っていきます。迅速さとともに、安心・安全・確実にワクチン接種を進めていきたい」と話しました。

和歌山市の高齢者およそ11万人へのワクチン接種は、きのう(6/11)の時点で半分近くが1回目を終えているほか、2回目を終えた人もおよそ2割となっています。

高齢者を対象にした和歌山市での集団接種は、あす13日のほか、19日と20日にもイオンモール和歌山と和歌山市直川の北コミュニティセンター、それに和歌山市田尻の南保健センターで行われます。

19日と20日は、いずれの会場も予約に空きがあるほか、北コミュニティセンターと南保健センターは、あすも予約に空きがあり、きょう午後5時まで予約を受け付けました。

予約のキャンセルが出た場合に備えて、和歌山市は、小中学校の教職員を対象に代わりに接種を受ける人を記載したキャンセルリストを作成しています。

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