【新型コロナ】和市の高齢者集団接種 商業施設で模擬訓練

2021年06月07日 19時55分

社会福祉・医療

高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が今月12日から和歌山市で始まるのを前に、和歌山市の商業施設できょう(6/7)、模擬訓練が行われ、市役所の職員が誘導係や市民役で参加しました。

模擬訓練の様子(2021年6月7日・イオンモール和歌山で)

和歌山市では、かかりつけ医による高齢者のワクチン接種が始まっていますが、かかりつけ医がなく予約のとれない高齢者に対応するため、今月12日から市内3ヶ所で集団接種を予定しています。

この集団接種を前に、和歌山市中のイオンモール和歌山3階のイオンホールに設置される接種会場では、きょう模擬訓練が行われ、この春、市役所に入庁した職員や、保健師らおよそ60人が参加し、市民役の職員を、誘導係が案内し、受付から問診、接種を経て待機する一連の流れを確認していました。

入り口では検温

模擬訓練で誘導係を担当した和歌山市都市再生課の加賀大嗣(かが・たいし)さん23歳は、「きょうは流れがわかっていたので、スムーズにいきましたが、車いすの方や、来場したのに接種できない人などもいると思うので、臨機応変に対応するのが難しいと思います。本番ではよりよくできるよう、課題を洗い出してのぞみたい」と話していました。

架空の接種を経て

新型コロナワクチン接種調整課の藤原大悟(ふじわら・だいご)副課長は、「全体の流れを確認しましたが、比較的スムーズに流れることがわかりました。高齢者対象なので、案内は大きくはっきりと、転倒リスクを回避できるよう新入職員がサポートするなど、もう少し改善できる点は改善して本番にのぞみたい」と話していました。

イオンモール和歌山でのワクチン接種を担当する医師や看護師を派遣する和歌山ろうさい病院の南條輝志男(なんじょう・きしお)院長は、きょう、会場で指導にあたり、「効率よく誘導できるか、注目していましたが、きょうの流れを見た感じでは、準備がきっちりされていました。この後、打合せは行いますが、当日もスムーズに対応できると思います」と話していました。

気分が悪くなった人のための休憩場所も

高齢者を対象にした和歌山市での集団接種は、今月12日と13日、19日と20日の4日間、イオンモール和歌山と和歌山市直川の北コミュニティセンター、それに和歌山市田尻の南保健センターで行われることになっていて、和歌山市によりますと、イオンモール和歌山の12日と13日以外は、すべて予約に空きがあるということです。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55