和歌山県・不法投棄のスカイパトロール
2021年06月07日 19時54分
廃棄物が不法に投棄されていないか、ヘリコプターで上空から監視する、和歌山県と県警察本部合同の「スカイパトロール」が、きょう(7日)から始まりました。
これは、環境省による毎年6月の環境月間にあわせて県と県警が合同で行っているものです。
パトロールは、きょうは和歌山市や海南市、紀の川筋、高野山など紀北地方を中心に、今月(6月)21日は中紀・紀南地方を中心に行われ、県警のヘリコプターに県・廃棄物指導室の職員らが搭乗して、山間部や沿岸、県境付近などに廃棄物が不法に投棄されていないか、上空から監視します。
きょう午前10時ごろ、県の生駒亨(いこま・とおる)環境生活部長ら3人と県警のヘリパイロットらが乗ったヘリコプターが和歌山市西浜(にしはま)の県警ヘリポートを離陸し、紀北地方のパトロールに出発しました。
生駒環境生活部長は「毎年スカイパトロールで監視しているが、もし身の回りで不法投棄を見かけたら、県に通報して欲しい」と話しています。
廃棄物の不法投棄や焼却は廃棄物処理法違反にあたり、5年以下の懲役、1千万円以下の罰金、法人の場合は3億円以下の罰金がそれぞれ規定されています。
県では、本庁の廃棄物指導室や各保健所に窓口を設けて、不法投棄があった場合の通報を県民に求めています。