「梅の日」記念で式典、熊野本宮大社で梅漬けの儀

2021年06月06日 16時14分

歴史・文化社会

「梅の日」のきょう(6日)、田辺市の世界遺産・熊野本宮大社で記念式典が開かれました。

これは、田辺市と周辺自治体、それに、JAなどでつくる「紀州梅の会」が開催したもので、参列者らが、神前に置かれた樽に南高梅(なんこううめ)を入れ、九鬼家隆(くき・いえたか)宮司が塩を振って、お神酒を注ぐ「梅漬けの儀」が行われました。漬けた梅は、紀州梅の会がいったん持ち帰り、梅干しにしたあと、改めて奉納されます。

参列した紀州田辺梅干協同組合の大谷喜則(おおたに・よしのり)理事長は「今年は大豊作。梅は古くから縁起が良く、体に良いとされてきた」として、新型コロナウイルスに負けないよう多くの人に食べてほしいとアピールしました。

「梅の日」は、室町時代の1545年6月6日、京都の賀茂(かも)神社に後奈良(ごなら)天皇が梅を奉納し、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈ったところ、雨がもたらされたとの故事にちなんで、紀州梅の会が独自に制定したものです。

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