【新型コロナ】和歌山県消費生活センター・感染症拡大に関する苦情が増加

2021年05月20日 19時20分

社会

和歌山県消費生活センターに昨年度(2020年度)寄せられた相談件数は5670件で、このうち全体の1割近くにあたる495件が、新型コロナウイルスに関連する苦情だったことがわかりました。

センターによりますと、新型コロナ関連の苦情は、最初の緊急事態宣言が出された去年(2020年)4月の159件をピークに、それ以降は減少傾向にあります。

苦情の内容をみると、当時買い占めなどでマスクが不足したことから、通販サイトで代金を支払っても商品が送られてこなかったり、粗悪品が届いたりしたほか、逆に、注文した覚えがないのに突然知らない業者からマスクが送られてきたなど、マスクのネット通販に関するものが全体の3割近くを占めました。

ほかにも「GoToトラベルで予約した旅行先で感染が拡大したためにキャンセルしたところ、契約金額の8割をキャンセル料として引かれた」とか「『メールでやり取りするだけで報酬がもらえる』という副業サイトに登録しても、先方から様々な名目で電子マネーでの支払いを求められ、一向に報酬を受け取れない」といったトラブルもありました。

このほか、健康食品やサプリメント、化粧品などを定期購入するように誘導されてしまう通販サイトに関する苦情も472件ありました。

さらに、スマホのオンラインゲームの高額課金の相談が未成年者を中心にみられたほか、スマホの料金プラン変更の際に、説明がよく分からず、店員に促されて必要の無いタブレット端末まで購入してしまったケースもあったということです。

県・消費生活センターでは「よく分からないことがあれば契約条件をよく確認し、料金だけを見て判断せず、様々な面を検討して欲しい」と注意を呼びかけています。

このような消費生活に関する困りごとは、県・消費生活センターに相談して下さい。紀北は073(433)1551番、紀南は0739(24)0999番です。

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