和歌山県経営者協会・アントレプレナー大賞に共和プレス工業

2021年05月18日 19時21分

経済

和歌山県経営者協会の第83回定時総会が、きょう(18日)和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で開かれ、独創性と市場性を兼ね備えた新しいビジネスを展開した企業を表彰する第16回「アントレプレナー大賞」に、紀の川市の共和(きょうわ)プレス工業株式会社の野村壮吾(のむら・そうご)社長が選ばれ、表彰されました。

アントレプレナー大賞を受け取る共和プレス工業の野村社長(右)(5月18日・ダイワロイネットホテル和歌山)

共和プレス工業は、業務用空調機や冷凍機などの板金プレス部品の製造を手掛けています。製造現場に多くの女性や外国籍の人材を採用し、先進的なダイバーシティ経営を展開しています。

また、和歌山大学の留学生との合同就職説明会を実施したり、外国人材受け入れ勉強会の会長を務めたりするなど、多様性を高める取り組みが高く評価されました。

表彰式で県・経営者協会の木村明人(きむら・あきひと)会長から、野村社長に賞金30万円の目録とトロフィーが授与されました。野村社長は「外国人材が安心安全に仕事をしてもらえる職場環境を維持できるよう精進したい」と喜びを語りました。

木村会長(左)と共和プレス工業の野村社長(中央)高垣酒造の高垣社長(右)

また、地域経済の発展に努力する女性経営者を讃える「キラリ!輝く女性ビジネス大賞」には「うすかわ饅頭」で知られ、機械化や多店舗展開、ネット販売などで販路を広げている串本町(くしもとちょう)の有限会社儀平(ぎへい)の堀本京子(ほりもと・きょうこ)社長が選ばれたほか、奨励賞には、8代目杜氏(とうじ)だった夫を亡くしたあと9代目を引き継ぎ、幻の名酒「龍神丸(りゅうじんまる)」を復活させた、有田川町(ありだがわちょう)の高垣酒造株式会社の高垣任世(たかがき・ひでよ)社長が選ばれました。

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