【新型コロナ】回復後も要ケア患者、県外から受け入れ

2021年05月12日 21時38分

社会福祉・医療

新型コロナウイルス感染症から回復したものの、さらに医療的なケアが必要な患者について、和歌山県は、県外から受け入れる体制を作り、関西広域連合を構成する府県に呼びかけました。

県は、新型コロナウイルスに感染して入院した後、回復しても医療的なケアが必要なため、退院できない患者がいることから感染者の受け入れを行っていない県内の医療機関に協力を呼びかけ、転院先を確保する後方支援制度を作りました。そして、県外からも受け入れることを決め、医療体制がひっ迫している大阪府や兵庫県、奈良県をはじめとした関西広域連合に加盟する府県に対し、活用できることを伝えました。

和歌山県が呼びかけを行ったのは、今月10日以降で、まだ転院の要請はありませんが、転院先が見つからないことで、病床の使用率が高止まりしている奈良県の荒井正吾(あらい・しょうご)知事は、きょう(5/12)の記者会見で、「ありがたいことだ。調整を進めていく」と述べ、歓迎しています。

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