【新型コロナ】県内25人感染 「介護施設、一層の対策を」
2021年05月12日 21時33分
和歌山県はきょう(5/12)、県内で新たに就学前の幼児から90代までの男女25人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。これで、県内の感染者数は亡くなった34人を含めて2414人となりました。
県によりますと、きょう新たに感染が確認された25人のうち、きのうまでに感染が発表された人の接触者を除いた新規感染者数は13人でした。
また、和歌山市に住む80代と90代の男女7人は、いずれも県内51例目のクラスターとなった和歌山市の高齢者グループホーム「けあビジョンホーム和歌山加太」の入居者で、これまで2度のPCR検査は陰性でしたが、症状が出たため受けた3度目の検査で陽性と確認されました。このクラスターの人数は19人となりました。
県福祉保健部の野尻孝子技監は、「先に感染した人の接触者ではない新規の感染者が10人を超えていて、まだ予断を許さない状況。また、高齢者施設で一気に感染がおこると、医療機関の負担はかなりのものになるので、介護福祉施設の皆さんには、一層の感染予防対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけました。
県内の病床470床に対し、きょう現在の入院患者は217人で、病床の利用率はきのうと同じ46・2%となっています。
また、政府が示した感染状況の指標の一つ、直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が14・4人、酸素投与が必要な重症者は36人となり、きのうより減少しています。
きょう新たに感染が確認された25人の保健所別の内訳は、和歌山市が13人、岩出が5人、橋本と御坊と新宮が2人ずつ、田辺が1人となっています。
なお、これまでに感染が確認された人のうち、新たに19人が変異ウイルスの感染とわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は、570人となりました。