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日高川町長選、現職の久留米氏が無投票再選

2021年05月11日 19時50分

政治社会

任期満了に伴う日高川町町長選挙がきょう(11日)告示され、無所属で現職の久留米啓史(くるめ・ひろふみ)氏以外に立候補者はなく、無投票での再選が決まりました。

立候補の届出の受付は、きょう午前8時半から日高川町役場で行われ、午後5時に締め切られました。

再選した久留米氏は、東邦大学を卒業後、1979年、合併前の旧・川辺町(かわべちょう)に入庁したあと、合併後誕生した日高川町の保健福祉課長や総務課長、公室長などを務めました。2017年、市来久雄(いちき・ひさお)前町長が体調不良を理由にこの年の5月に行われた2期目の町長選挙に出馬しなかったため、後継者として久留米氏が立候補し、無投票で初当選しました。

久留米町長は、去年(2020年)12月の定例町議会で2期目への出馬を表明し、新型コロナウイルスワクチン接種の早期完了や、人口維持の推進、産業振興、防災対策、健全な財政運営などに引き続き取り組むことや、4車線化とフルインター化の工事が大詰めを迎えている湯浅御坊道路・川辺インターチェンジの積極的な活用にも取り組む方針を示していました。

無投票での当選を受けて、久留米町長は、「高齢化が進む中、人口の維持が町の最大の課題。県下3番目の広さがあるため、地域の違いを踏まえつつ、住民に優しい行政、産業振興、災害に強い街づくり、健全な財政運営を進めていきたい」と述べました。

また、高齢者の新型コロナウイルスワクチンの接種状況については、「日高川町では3000人弱の高齢者が接種する予定で、先着順ではなく、地域別に順次行っている」と報告しました。

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